成舟 かんとりーL!FE

成舟のブログです。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
20090523225353
20090523225352
20090523225351


高知の師匠。

そんな言葉を本人には一度も言った事はない…。

でも僕はずっとそう思っている。

池マサトさん。

出会った当時は【ちいぼ】という名前でライブをやっていた。

池さんに出会っていなければ、今の成舟の歌は存在しなかったと思う…。

心・技・体、全てを音で教えてくれた音楽の師匠である。

「歌、やりゆうがかえ?」
「あっ‥、はっはい、やりだしたばっかりです」
「ライブやりたい?」
「えっ?ライブ?あっ‥はい、やりたいです」
「オリジナルは何曲あるで?」
「今…、3曲くらいです」
「ほいたら、あと2曲作ったら1曲だいたい5分くらいやとしても、30分ライブができるで!」
「はっはい、あと2曲…、ですか…」
「うん、それか更に5曲作れば10曲やき60分ライブができるけんど、どうするで?やるかえ?」

…最初に池さんと話した会話があまりにも唐突すぎて、思わず「はいやります!」っと言ってしまった。

ある意味ライブよりも緊張した瞬間だった。

こうして成舟初のワンマンライブは、そんな初対面の進行で決定し、本番は60分間歌いきった。

内容はどうあれワンマンライブをさせてくれた池さんに感謝の気持ちでいっぱいだった。

何も聞かず、いとも簡単に自分にチャンスをくれた人は、はじめてだった。

そして、その後の人生においても、そうそうチャンスは転がっていない事も事実だった・・・。

生で池さんのライブをはじめて見た時、こんな人がいるのかと本当に驚いた。

超越したギターテクニック。
聴いた事のないハーモニカの音色。
人生がにじみでている歌詞の深さ。
何より凄かったのは、今にも魂が飛び出てきそうなくらいの強い気持ちで歌う姿だった。

ライブのMCがなくても十分すぎるくらいの、歌だけで創りあげられる世界観。

ずっと探し続けていた人。

「歌を始めるなら池さんを見に行った方がいいよ」。

当時の同じ職場の先輩に、アコースティックギターを弾きながら歌ってみたいと伝えた時、

先輩はこう言った。

『イ‥ケさん?』聞きなれない名前だった。

メキシコシティーというライブハウスにいけば会えると言われ探し始めたが、店は既になくなっていた…。

今から10年程前の高知市内の路上は、オリジナルの歌を歌っているミュージシャンで盛り上がっていた。

そして、マナーも素晴らしかった。

なるべく歌っている人と至近距離で歌わないよう、既に歌っている人の邪魔にならない距離で

それぞれが場所を探し歌を歌う。場所がない時は、先輩方の曲を聴き研究する。

そんな暗黙の了解の空間が存在していた。

しばらく聴いていると「ここで歌う?」「ちょうど終わる所やったき」っと、

まだ数曲しか歌ってないある先輩は、そう言って場所を譲ってくれた。

ほんまにカッコいい先輩方が存在した時代…。

礼儀正しい歌唄いを見ると「池さんですか?」っと、とにかく話しかけた。

いつの間にか勝手に想像だけでの池さん像を作り、池さんという人は、

絶対にマナーのある歌唄いだと思い、日々池さん探しを続けていた…。

その後、いろんな繋がりから喫茶店で、ライブをやっている事がわかりライブを見に行った。

想像を遥かに超えた芸術家だった・・・。

池さんは、僕にとって永遠の師匠であり10年経った今でも、あの頃のように

池さんを探し続けている自分がいる気がする。

今は、池さんが好きだった宮沢賢治の街。

岩手県盛岡市の街で、あなたの背中探してますよ・・・。

【やるかやらんかの世界】。

【しょせん、一本道以外歩けない】。
スポンサーサイト
コメント
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
http://skmoon.blog114.fc2.com/tb.php/69-33d03bce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。